服部しほり個展 「あそべば ゑ」
田口美術では、日本画家・服部しほりの4回目の個展「あそべば ゑ」を開催いたします。
今回のテーマである「あそび」という行為は、誰しも年を重ねるにつれて懐かしい響きになっていくのではないでしょうか。
日々の生活をあそぶことに執心しているという服部は、他者や自分自身へのしがらみから自由になるべく、淡々と軽やかに今日も筆をとります。
そんな彼女が、誰にも先行きが見えないこの不透明な時代に敢えて「あそび」をテーマに個展を開催することに、
どこか意味を感じざるを得ません。
筆を使って遊び尽くした先に何が見えたのか。
是非ご高覧くださいませ。
田口美術
荘子「逍遙遊」の一説に、「無窮に遊ぶ」という言葉がある。
わたしはこの言葉を実践すべく、生活のすべてを傾けていく。
数多のルールに縛られ自らを封じて日々を営むことはやめよう。解き放ち、主体的に自由になろう。
その先に、わたしの場合は絵があった。
服部しほり
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