2019.04.10

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高柳むつみ展 くうきをうつす磁器 器形と模様

高柳むつみさんの展覧会に際して前回、先生にあたる栗木達介氏のことを少し書きましたが、実は今年栗木達介氏の名品を手に入れました。高柳さんも陶芸作品を構成する器形と模様について特異な作風を持っていますが、先生の栗木達介氏の影響はかなりあったと思います。
達介氏は器に描いた帯状の模様を器形から離脱するような作品を発表しました。
まだ先の展開があったのかも知れませんが結果的にその集大成になったのが1996年に名古屋松坂屋の個展で発表した「形を離れる帯模様」のシリーズです。このシリーズはローマ数字でⅠからⅥまで6点発表され、2015年に京都・東京の両近代美術館で開かれた栗木達介氏の個展にもシリーズⅣを除いた5点が展示されました。
で、そうなんです。
そのとき出品されなかった「形を離れる帯模様 Ⅳ」を手に入れたのです。それが名品であることは陶芸家栗木達介の存在を教えてくれた大先輩からも聞いていましたし、けっこうな名品を扱っているその大聖堂もそれだけは手に入れたいとよく話しておられたのを記憶しています。

店主 拝